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ニュース・お知らせ

2018.12.05

お知らせ

受賞作発表!『第2回チャリティーショップ・アワード』

2018年12月3日、東京にて開催された『第2回チャリティーショップ・フォーラム』において、『第2回チャリティーショップ・アワード』の受賞作発表、および授賞式が行われました。

全国各地のチャリティーショップから届いた23点の応募作品の中から、厳正なる審査の結果、下記の通り、11作品が12の賞に選ばれました。

受賞者の皆さん、おめでとうございます!

*全応募作品は、こちらからご覧いただけます。

 

■グランプリ

◎ボランティア部門
『WEショップあさおのマダム』
 特定非営利活動法人WE21ジャパンあさお/WEショップあさお

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寄付品部門
『家庭用サウナ』
市民ボランティアかなう/チャリティーショップKANAU

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【アピールポイント】今年の6月に、よくご寄付をいただくホテルの会長さんから家庭用遠赤外線ホームサウナを寄付いただきました。高額商品で、かつクレーン利用または4人いないと運び積込めない重さ。その後、購入された建設会社のような社長さんは、購入翌日にお礼のラインが写真付きで送られてきました。「快適に使っていますと」

【成果】寄付物品の購入者からのお礼は少ないのですが、写真付きでお礼があったのは、初めてですし、驚きました。

◎ディスプレイ部門
『12年目のリフォーム』
NPOエコメッセ/水・緑・木地昭島店

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【アピールポイント】9坪の店内は寄付品でてんこ盛りだったお店でした。ベビーカー、車いすも通れるようにスッキリしました。ショーウィンドウは、通りを歩く人からもよーく見えるようにしました。子どもの視線には子どもがすきそうなミニカー等を展示しました。

【成果】外からもよく見えるようになり、ショーウィンドウを見て来店される方が増えました。

◎イベント企画・掲示部門
『南海トラフ地震に備えよう!「みんなで、炊き出し体験!」』
認定NPO法人中部リサイクル運動市民の会/Re☆創庫さくら

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【アピールポイント】他団体と協働で得意な部分を持ち寄り、地域の防災をテーマにしたイベントを実施した。「Re☆創庫さくら」は食器と会場を、生活困窮者を支援する「セカンドハーベスト名古屋」は食品を、防災や災害支援をテーマに活動する「レスキューストックヤード」は防災情報などを提供。「社会福祉法人親愛の里」も運営に協力した。非常食の試食や、防災グッズ釣り堀ゲームなど、地域の市民が集い、防災について考えるきっかけを作った。

【成果】
1)非常食の試食で、非常食や防災について関心を持ってもらえた。
2)他団体との協働は成果も得られるが難しさもあることを体験し、実際の災害時の協働のあり方を考えることができた。

◎エピソード部門
『これは奇跡?』
特定非営利活動法人WE21ジャパン相模原/WEショップふちのべ店

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【アピールポイント】
ショップに寄付された提供品の中に、見覚えのある物が!
30年ほど前に、私が手編みした幼児用のベストではないか!!ビックリ!!
子どもの保育園のバザーに出すために、フルタイムの仕事の傍ら、睡眠時間を削って2週間で編んだベストでした。このベストのことはすっかり忘れていましたが、まさか30年ぶりに、しかも私がショップスタッフとなったWEショップで再会するなんて、なんと言う奇跡でしょう!!
少々汚れていたので自宅に持ち帰り綺麗に洗濯し、ショップに並べました。その後そのベストは、2代目となるお客様に買われていきました。大切なものが地域で生かされる、WEショップならではのエピソードです。

 

■特別審査員賞(山崎亮賞)

『チャリティーショップとオーガニックカフェのマリアージュが生む物語り』
認定NPO法人中部リサイクル運動市民の会/Re☆ショップおおだか

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【アピールポイント】オーガニック食材を利用したカフェ&レストラン内に、チャリティーショップをオープンした。リユース品は中部リサイクルが搬入・管理し、リユース品の補充・販売はカフェが担当する新しい協働の形。チャリティーショップ側は常駐せず、売上金の半分を家賃兼手数料として払う。双方の顧客がそれぞれの活動の魅力を知り、食やモノの観点から地球にやさしい暮らしを選ぶきっかけを作り、地域循環社会が広がることを目指している。

【成果】
1)カフェの中にあるので食器のディスプレイが映え、食器類の売れ行きが好調。レストランの待ち時間の楽しみが増した。
2)双方の団体の顧客が活動に関心を持ち、相乗効果も期待できる。(まだ9月オープンのため、成果は実証中の段階。)

 

■特別賞

☆オリンピック特別賞

『東京オリンピック』
NPOエコメッセ/水・緑・木地 高円寺店

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【アピールポイント】1964年東京オリンピックのポスターの寄付があったので、スポーツの秋にちなんで、また2020年東京オリンピックを控えていることもあり、店内に貼ってみました。皆さんが興味を示してくださり、話題作りに大いに貢献しました。

【成果】保存状態は、あまり良くありませんでしたが、1000円で売れました。

☆つながるアートで賞

『タウンズビルの女性たちと繋がるアート展示』
特定非営利活動法人ザ・ピープル/全店(君ヶ塚店・大原店・久之浜店・湯本店)

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【アピールポイント】いわき市と国際姉妹都市であるオーストラリア タウンズビル市の女性グループが、古い布や毛糸を使ってグレイトバリアリーフの様をイメージしたアート作品を制作。いわき市に友好の証として贈られました。同じ思いを持って活動する本会がその作品を受け皿となり、各ショップの壁面を飾っています。リメイク品の制作に力を入れているボランティアの皆さんにとって大きな刺激になっています。

【成果】明るい色彩の作品群で、店内がパッと華やぎました。こうした作品を生み出すスキルを持った女性たちの交流が進められないかという話が飛び出しています。実現すると素敵です。

☆はなやかで賞

『花器市』
認定NPO法人 WE21ジャパン・ほどがや/WEショップほどがや星川店

*当日参加者投票賞とダブル受賞!

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【アピールポイント】5月恒例のイベントとして定着している花器市。寄付品で集まる水盤、壷、花瓶などに、毎年スタッフが自宅の庭の花を生けて販売し好評です。今年は気候変動で花の見頃がずれましたが、生命感溢れる薔薇の花が、ほのかな香りをショップに漂わせて華やかさが増し、お客様ともコミュニケーションがとれてゆったりと時間が流れていきました。

【成果】ぐい呑みに水苔をいれ苗類を入れて販売するなど、寄付品の活用に工夫を凝らしたことで、それぞれの流派を超えて柔軟に生けられることをアピールできました。

☆知ってもらえるで賞

『どこに支援したいですか?』
公益社団法人 セカンドハンド/セカンドハンド松縄店

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【アピールポイント】お会計の際に、お買い物をした人自身に支援先を選んでもらっています。その年に支援することが決定したが支援先の写真と簡単な説明、目標金額を明示することで、自分の買い物が直接支援に繋がっているという実感を得てもらえるよう工夫しています。特に、子ども連れの方も多く来店する松縄店の特徴を考慮し、子どもにも読んで分かるような掲示の工夫も行っています。

【成果】小学生くらいの子どもも自ら支援先を選べるようになったことで、支援に関心を持ってもらえる機会となっている。「●●支援が足りないから●●に」「小学校建設はとても重要ですよね」などとお話される方も多くいて、‘カンボジア支援をしている団体’ではなく、‘●●支援を行っているセカンドハンド’として、セカンドハンド行っている活動そのものに興味・関心を持ってくださる方が増えた。

☆継続してほしいで賞

『昭和レトロ雑貨のオークション販売』
NPOエコメッセ/水・緑・木地 千歳船橋店

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【アピールポイント】昭和レトロな雑貨が集まったので、オークション販売を試みました。ホームページと店舗での広報で告知。商品の内容は、ちょっとレアなバービー人形ほか、福笑い、ソノシート、ソフビ人形、ミニカーなど27点。6月18日から10日間を入札期間としてWEBと写真で公開し、28日に店頭展示を行って入札締め切りとしました。

【成果】残念ながらWEBからの入札はありませんでしたが、面白がって来てくださったお客様も10名ほどあり、12点は売れました。

 

■当日参加者投票賞

『花器市』
認定NPO法人 WE21ジャパン・ほどがや/WEショップほどがや星川店

*特別賞「はなやかで賞」とダブル受賞!

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【アピールポイント】5月恒例のイベントとして定着している花器市。寄付品で集まる水盤、壷、花瓶などに、毎年スタッフが自宅の庭の花を生けて販売し好評です。今年は気候変動で花の見頃がずれましたが、生命感溢れる薔薇の花が、ほのかな香りをショップに漂わせて華やかさが増し、お客様ともコミュニケーションがとれてゆったりと時間が流れていきました。

【成果】ぐい呑みに水苔をいれ苗類を入れて販売するなど、寄付品の活用に工夫を凝らしたことで、それぞれの流派を超えて柔軟に生けられることをアピールできました。

 

特別審査員 山崎亮さんから

◆受賞作品についてのコメント
チャリティショップが他の店舗と協働することの可能性を感じさせてくれる取り組みでした。イギリスでも、郊外のショッピングセンターと協働して古着の改修ボックスを置かせてもらい、さらに中心市街地のおしゃれなセレクトショップの一角にチャリティショップコーナーをつくらせてもらって古着を販売させてもらっている事例があります。つまり、寄付物品集めも協働、その販売も協働によって成立しているのです。これによって寄付を集めたり売上を上げたりする以上に、チャリティショップに共感してくれる事業主体を増やしていることになります。協働によって共感を広げていく。そんな取り組みが増えるといいなと思います。

◆全応募作品についてのコメント
応募作品のすべてから、チャリティショップに対する愛を感じました。各地でさまざまな工夫が繰り返されており、みなさんがその工夫自体を楽しんでいるようにも感じられました。こうした人達の取り組みによって、日本のチャリティショップ文化が広がり、深まっているのだろうと思います。今後もさらなる工夫が生まれることを願っていますし、何よりもそうした工夫を楽しむ方々が増えることを期待しています。

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